Webプラットフォームには、商品やサービスの情報を集めた場所をネット上で提供することで、利用顧客を増やし、市場を確立する役割がある。
オンライン上にあふれるWebプラットフォームは、無料で簡単に参加できるものから、有料で条件を満たした人だけが参加できるものまでさまざまだ。
30代キャリア女性のためのワンテーマ・マガジンを発刊する「FRaU」が、今回新たにWebプラットフォーム事業に参画する。
Webプラットフォームに参画することでどんな影響が出るのだろうか。
1. Webプラットフォームは市場を優位にする
EBISU UPDATE PROJECT Supported by FRaU
Webプラットフォームには市場を優位に働かせる3つの機能がある。
1.ネットワーク効果で、他社より優位なサービスを作る
2.利用者数に比例して、膨大な情報を獲得できる
3.複数のサービスを同時に提供可能
例えばWebプラットフォームですでに市場を確立しているCOOKPADを例に説明しよう。
誰でも気軽にレシピを投稿することができるCOOKPADは「誰かにレシピを紹介したい」投稿者と「作り方をみたい」と思う閲覧者の両者の欲求を同時に満たす。
つまり、ネットワーク効果によって利用者と同時に他者の利便性を上げるのだ。
これはWebプラットフォームの利用者数が増えれば増えるほど、膨大な情報量となり、他社より優位なサービスを確立できる。
また、Webプラットフォーム一つで複数の異なるサービスを提供することができる。
今回FRaUがWebプラットフォーム事業を参画するにあたり、同時に2つの事業を開始する。
オンライン講座販売と、商品を紹介・販売するキュレーションサイトだ。
一つのWebプラットフォームに複数のサービスを展開しても、立ち上げにかかる手間やコストに負担をかけずに実現できる。
なぜなら、サイトを運営するための土台があれば、異なるサービスや商品を上乗せしても、手間や費用は土台となるサイト開設時にしかかからないからだ。
Webプラットフォームは、実店舗よりも初期費用や開設への手間がかかることに変わりはないが、ビジネスを進めていく中での方向性の変化やサービスを終了したい時に、対応がしやすい利点もある。
Webプラットフォーム事業に参画する企業数も今後もさらに増えていくのではないだろうか。
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