【Facebook広告】今すぐ知りたいメリット・種類・費用の基礎知識まとめ

世界中のSNSユーザー数が拡大し、企業のソーシャルメディア戦略は日ごと多様化してきています。

企業として、マーケティング担当者として、SNSを活用するのであればより効果的な方法で活用したいと考えるのは当然のこと。

しかし、「どういったWEB広告を選んだらいいか分からない」「何から始めればいいか分からない」という方も多いのではないでしょうか。

今回はWEB広告の中でも、高度なターゲティング機能で、幅広いターゲットへの効果が期待できる運用型広告として注目を集めるFacebook広告を、有効に使いこなす為の基本的な知識をご紹介していきます。

1.  Facebook広告とは

Facebook広告とは、PCやスマホでFacebookを開いた際にFacebook内のタイムライン等に表示される広告のことです。

数あるSNS広告の中でも、圧倒的なユーザー数と細やかなターゲティングで成果が期待される注目のWEB広告です。

2. Facebook広告のメリット

では、数あるWEB広告の中でも、Facebook広告を運用するメリットとは何でしょうか。

ここでは、Facebook広告ならではのポイント3つをご紹介します。

2-1. 精度の高いターゲティング設定

Facebook広告の最大の特徴は、高精度なターゲティング設定です。

Facebookユーザーの特徴の一つとして、ビジネスで使われる場合が多いという点が挙げられます。
instagramをはじめとする他のSNSでは、共通の趣味や興味を持ったユーザーと、オンライン上での友人としてコミュニケーションを取る事が多くなりがちです。

しかしFacebookの場合は、同郷の友人や実際に面識がある友人、ビジネスでの関係者など、現実社会での繋がりをベースに、オンライン上でコミュニケーションを取ることが多いという特徴があります。

その為、登録される氏名や年齢・学歴・経歴・居住地等のユーザーの個人情報は、他のSNSに比べて、正確な情報を設定できます。

Facebook広告はそれらの個人情報をもとに、精度の高いターゲティング設定を可能にしています。

例えば、「東京都に住んでいる、アウトドアに興味がある30代独身男性」のような細かな設定ができる点は、Facebook広告の最大の特徴といえます。

2-2. 優れたコストパフォーマンス

個人であっても、企業であっても、広告を出す上で避けては通れないのが費用の問題です。

Facebook広告は、配信のための予算を自分で設定することが可能で、1日の予算は「100円」から設定することができます。

広告掲載回数やクリック回数によって費用が変わってくるので、最終的な費用を予測することは難しいですが、予算の上限を設定することによって予算以上の配信はストップすることもできます。

2-3. キャンペーン目的に合わせ広告を最適化

Facebook広告では、上記の高精度なターゲティングに、さらに細かなキャンペーン目的を選別し広告を配信することができます。

キャンペーン目的の種類としては、

2-3-1. 認知

・ブランドの認知度アップ:自社サービスや商品に興味を示すユーザーをターゲットとし、 認知度のアップを上げます。

・リーチ:多くの人に配信することで、幅広くアプローチすることができます。

2-3-2. 検討

・トラフィック:自社サイトやアプリなどのリンク先へ誘導します。
・エンゲージメント:コメントやいいね!、シェアなどのエンゲージメントを増やします。
・アプリのインストール:アプリストアへ誘導し、ダウンロード数を増やします。
・動画の再生数アップ:投稿した動画の再生回数を増やします。
・リード獲得:Facebookに登録されたユーザーのアドレスや電話番号等の情報を収集します。
・メッセージ:ユーザーをメッセンジャーへ誘導し、購入や問い合わせを促進します。

2-3-3. コンバージョン

・コンバージョン:購入や会員登録など、WEBサイトやアプリ、Messengerでのアクションを促すことができます。また、Facebookピクセルまたはアプリイベントを使用してコンバージョンをトラッキング・測定できます。

・カタログからの販売:ターゲット層に合わせて、事前に作成した製品カタログを自動表示します。

・来店数の増加:会場や店舗などの近隣エリアにいるユーザーへアプローチします。

3. Facebook広告の表示方法

では実際に、Facebook広告はどこに表示されるのでしょうか。

Facebook広告は、Facebookのタイムラインはもちろん、Facebook以外のプラットフォームにも配信することが可能です。

配信できるプラットフォームは大きく分けて4つです。

1. Facebook
2. Instagram
3. Messenger
4. Audience Network(オーディエンスネットワーク)

3-1. Facebook

当然ですが、Facebook広告のメインとなる配信先です。

Facebook広告はPCの場合、タイムラインのニュースフィード内とストーリー、タイムライン右側のサイドメニューに表示されます。

スマートフォンの場合は、タイムラインのニュースフィード内とストーリーに表示されます。

3-2. Instagram

2012年にFacebookに買収されたInstagramは、Facebook広告と同様の管理画面から配信できます。

Instagramでの配信は、若年層へのアプローチに活用したいプラットフォームです。

Instagramでは、フィード内とストーリーに表示されます。

3-3. Messenger

Messengerでは、Messengerのモバイルアプリのホームタブ内に表示されます。

3-4. Audience Network(オーディエンスネットワーク)

オーディエンスネットワークとは、Facebookと提携をしている外部アプリ内に表示をするプラットフォームです。

オーディエンスネットワークを活用することで、様々なアプリを利用している幅広いユーザーへ広告を配信することができます。

オーディエンスネットワークでの表示はバナーやインストリーム動画など、アプリによって様々です。

4. Facebook広告の種類

それでは、実際にFacebook広告にはどのような広告の種類があって、どのように使えば良いのでしょうか。

ここでは、Facebook広告の種類と特徴をご紹介していきます。

4-1. ストーリーズ広告

2018年9月より配信可能となったストーリーズ広告は、FacebookやInstagramで表示されるストーリーズの間に、フルスクリーンで没入感のある動画や画像を配信できます。

フルスクリーンのリアリティが高いストーリーズ広告は、ユーザーの関心やアクションを高めることが期待できます。

4-2. リンク広告

資料:Facebook for Business

Facebook上でよく配信されているのが、このリンク広告です。
ユーザーを自社のWEBサイトやランディングページへ誘導することを目的とした広告です。

4-3. カルーセル広告

資料:Facebook for Business

カルーセル広告は、複数の画像や動画を表示し、それぞれに見出しやリンク、またはコールトゥアクションを表示します。

複数の商品を紹介したり、1枚の製品やサービスを分割し、多角的に見せることができます。

4-4. キャンバス広告

 
資料:Facebook for Business

キャンバス広告は、クリック後にFacebookページから遷移することなく、瞬時にされるフルスクリーンの没入感あふれる広告を表示することができます。

4-5. スライドショー広告

 
資料:Facebook for Business

スライドショー広告は、画像・テキスト・音声を組み合わせたスライドショーを表示します。
動画広告よりも軽量で、通信速度やデータ容量が気になるユーザーにもおすすめの広告です。

4-6. リード獲得広告


資料:Facebook for Business

リード獲得広告とは、ユーザーがFacebook上で購買や申し込み等のアクションを完了できる広告です。
タップすると、ユーザーがあらかじめFacebook上に登録した名前やアドレスなどの情報が自動で入力される為、ユーザーのストレスが少なく、リードの獲得を効率的に行うことができる広告です。

4-7. ダイナミック広告

 
資料:Facebook for Business

ダイナミック広告は、WEBサイトの閲覧履歴やアクセスした商品の情報に基づき、フィードを見ているユーザー一人一人の興味関心に合わせた広告を表示します。

商品に合わせて、リンク広告やカルーセル広告形式で表示することができます。

4-8. 動画広告

 
資料:Facebook for Business

タイムライン上で自動再生される動画広告は、目に留まりやすく、短い時間でもユーザーに提供できる情報も多いため、ブランディングや製品の紹介を目的として活用されます。

4-9. コレクション広告

資料:Facebook for Business

コレクション広告は、メインとなる動画や静止画の下に商品画像が4枚並んだ状態で配信されます。
タップすると瞬時にフルスクリーン表示に切り替わり、最大50枚の商品画像でウェブサイトまたはアプリへと誘導することができる広告です。

4-10. アプリインストール広告

資料:Facebook for Business

アプリインストール広告は、商品やサービス広告にリンクを付けることでApp StoreやGoogle Playなどへユーザーを直接移行します。

アプリをインストールしていないユーザーに限定して広告を配信できるので、効率よく新規ユーザーを獲得することができます。

5. Facebook広告の運用

ここまで、広告の種類や特徴についてご紹介してきました。
そしてやはり、気になるのは「予算」です。

Facebook広告は、比較的費用を抑えて運用することができるWEB広告です。
その理由について、Facebook広告の3つの課金の仕組みと併せてご紹介します。

5-1. CRM

CPM(Cost Per Mille)とは、インプレッション課金のことで、広告の表示回数(インプレッション)に応じて費用がかかるタイプの広告です。

このインプレッションを1,000回獲得するごとに課金されます。

CPMは、より多くのユーザーに広告を見てもらい、認知拡大を目的とする広告に向いています。

※CPMとは、Cost Per Mille(コスト・パー・ミッレ)の略で、表示1,000回ごとの費用を意味しています。

5-2. CPC

CPC(Cost Per Click)とは、クリック課金のことで、広告がクリックされるごとに支払いが発生するタイプの広告です。

ウェブサイトやアプリに遷移するためにリンクをクリックした場合はもちろん、「いいね!」であっても1クリックとカウントし課金されるので注意が必要です。

5-3. CPI

CPI(Cost Per Install)とは、アプリをダウンロードされ、インストールもしくは起動された場合に課金されるタイプの広告です。

他の広告と比べると、ターゲットが限定されリーチしやすいこともあり単価は比較的高めの設定となっています。

6. Facebook広告配信のポイント

6-1. セグメント設定

Facebook 広告は、 ユーザーの居住地や年齢、学歴や職種、趣味・関心などを細かくセグメントして、ターゲットを絞って配信することができます。

ターゲットを絞ることは非常に大切ですが、細かく設定しすぎることによって、ターゲットの層を狭くしすぎてしまうこともありますので、注意してください。

6-2. ターゲットの重複を避ける

同じアカウントでいくつかの広告を配信する場合、同じようなターゲットに似た内容の広告を配信していると、アカウント内での競合が発生し、効率が落ちてしまう場合があります。

配信の際には、ターゲットが被らないよう注意し、複数のターゲットを設定することをおすすめします。

6-3. Facebook広告の分析

Facebook広告では配信した広告について、リーチ数やインプレッション、ユーザーの性別年齢等、様々なデータを確認することができます。

こういったレポートをこまめに確認し、広告セットやバナー、ターゲティングを改善することで、より高い広告効果に繋げていくことができます。

7. まとめ

今回は、Facebook広告の特徴や基本的な運用方法についてご紹介してきました。

Facebook広告は、詳細なターゲティングと、表現の幅の広い広告形態を効率的に活用することで、高い効果を期待できるWEB広告です。

WEB広告が初めての方でも、少ない初期投資で始められるとても魅力的な広告ですので、ぜひチャレンジしてみください。

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