インターネット上で副業をしたいなど、自身の趣味や特技を活かして収益につなげたいという方もいることだろう。
今回の記事では、インターネット上で行える副業のひとつとして、自分の得意な分野において収益化を実現できるサービス「note」を紹介する。
noteでの収益化の方法について解説するため、どうすれば収益化できるのか知りたい方は参考にしていただきたい。
目次
1. noteはどのようなサービス?
noteは動画だけではなく、自作の文章や写真、イラストや音楽などを投稿できるサービスだ。
自分の趣味で作成した作品を投稿し、ファンを増やしたり、作品を売ったりしてクリエイターとユーザーをつなぐ役割を果たしてくれる機能をもつ。
すなわち、「note」はクリエイターとユーザーの交流の場だともいえるのだ。
無料でも作品を公開できるが、可能な限り自分の得意分野で収益化を狙ったほうが投稿者のモチベーションも上がるだろう。
また、自分が目標としている、憧れているクリエイターのノートを購入することも可能だ。
クリエイターとしての登録は無料で、作品の投稿も無料であるため、新規のクリエイターも参入しやすいのが特徴的である。
2. noteで収益化を狙うには?
ここからは、noteを活用して収益化を狙う方法について解説する。
本記事のメインテーマでもあるため、ぜひ一読していただきたい。
2-1. 自分の作品を売る
自分の作品を売る場合、出品者が100~10,000円の価格帯から好きな価格を設定できる仕組みになっている。
たとえば売り出す作品が「文章」である場合、実体験などが人気になりやすい傾向にある。
しかし、実際にあなたが体験した話でなくても、あなたが「何となく知っている」程度の情報に関して深く掘り下げ、正しい知識をユーザーに伝授することも立派な情報となる。
さらに、あなたが深く掘り下げただけ自身の知識も増え、それらは次の作品を作る際の大切な資産となるのだ。
作品の売り方はいたってシンプルなものである。作品が完成したら「有料で公開する」という設定をするだけでよく、手間がかからないのも特徴的だ。
noteではユーザーが購入した販売料金の85%がクリエイターの手元に入る仕組みになっている。
2-2. アフィリエイトリンクを貼る
基本的には自分の作品を売るのがnoteでの主な収益化の方法だとされている。
しかし、ブログのように記事を執筆して無料で公開し、アフィリエイトリンクを貼り、ユーザーがリンクを踏んだり商品を購入したりすることで収益につなげようとするクリエイターもいる。
アフィリエイトリンクの使用がnoteの規約違反とならないかどうかが気になるところだが、noteではアフィリエイトリンクを貼る行為を規約上では禁止していない。
そのため、安心してアフィリエイト活動ができるのだ。
さらに、noteはSEOにも強くなってきている傾向にあるため、アフィリエイト活動は収益化を目指せる方法のひとつだといえるだろう。
しかし、アフィリエイトで儲けるやり方を嫌うユーザーも一定層いるため、使用は慎重に行ったほうがよいといえる。
2-3. プレミアム会員になる
販売者が無料会員の場合は、100~10,000円までの価格帯からしか販売額を設定できない。
しかし、プレミアム会員になって販売活動を行えば、100~50,000円まで価格の上限を上げて設定できる。
プレミアム会員といっても、有料会員になる金額はさほど高くない。
月額500円でプレミアム会員になれるため、ある程度収益化が見込めるようになったら登録を検討してみるのもよいだろう。
その他のプレミアム会員のメリットは以下の通りである。
- 月額マガジンの運営
- 共同運営マガジンの運営
- 予約投稿機能
- 作れるマガジン数が1000個に
- コメント欄のON/OFFの切り替え
- 数量限定販の設定
- 販売価格の上限アップ
- Amazonウィジェットの追加
3. noteのプレミアム会員の基準となる「アクセス解析」
先ほど収益化を狙えるようになったらプレミアム会員になることを検討するとよいと述べたが、ひとつの判断材料として、「アクセス解析」というものがある。
noteでアクセス解析するには、「ダッシュボード」から確認するという方法がある。
noteのダッシュボードにはアクセス解析機能が備わっているのだ。
しかし、noteでのアクセス解析機能では、「アクセス・コメント・好き」の3つしか解析できないのが難点である。
検索エンジンから作品にアクセスされた場合でも、ユーザーのアクセス数などは解析できないのだ。
アクセスの数が少ない時期はプレミアム会員になるとかえって販売者側の不利益となる可能性が考えられる。
しかし、あなたのSNSからリンクを踏んでアクセスされた場合は、ユーザーがリンクを踏んだ数を調べられるため、随時確認しておくとよいだろう。
2019年現在ではGoogleアナリティクス機能は使用できないが、noteでもGoogleアナリティクスが使えるようになる日は近いと言われている。
Googleアナリティクスが使用可能となれば、アフィリエイト活動もいっそうはかどる。noteの今後に期待しておこう。
4. どのようにしてユーザーを集めるか?
ここでは、どのようにしてユーザーを集めるか、すなわちあなたの認知度を上げる方法について解説する。
認知度が低ければ、どれだけよい作品を作っても収益化は見込めない。2つの観点から解説するため、ぜひ一読して参考にしていただきたい。
4-1. Twitterで拡散してもらう
noteへの流入で一番有効なSNSはTwitterだといわれている。
その理由は、noteへの誘導が簡単な点、そしてリツイートの拡散機能によって認知度を上げられる点にある。
フォロワー数の多いインフルエンサーなどからリツイートされると、あなたのnoteへのアクセス数やクリエイターへの注目度は一気に上昇するだろう。
そのため、TwitterなどのSNSも駆使してnoteで収益化を目指すとよい。
4-2. ユーザーにとって需要のある作品を作る
販売しても売れるのは、ユーザーにとって有益な情報や、ユーザーにとって需要のある作品に限られてしまう。
どのような情報や作品が売れるのかについては、noteに備わっているアクセス解析を利用してユーザーの需要を推測し、試行錯誤しながら自分のスタイルを確立していくとよいだろう。
こまめにユーザーからの反響を確認することが大切だ。
5. noteは収益化を狙えるコンテンツ
noteというサービス自体が「有料コンテンツ」という認識が広まっているため、ユーザーにとって課金するにあたり心理的なハードルが低いのが特徴的だといえる。
アクセス解析を使用しながら需要がある作品を売れば、十分noteで収益化を狙えるだろう。
あなたの作品に対してある程度ファンがついてきたら、noteのプレミアム会員になって販売額の上限アップを検討してみるのも一つの方法だといえる。
noteに備わっている機能だけで収益化を狙うのではなく、SNSを利用して認知度を向上させることも忘れずに行っておきたいものだ。