健康寿命日本一を目指す富山県の地方創生チャンス

ニュースなどで、「人生100年時代構想会議」というフレーズを耳にすることがある。
これは、政府が「人生100年時代を見据えた、経済社会システムを創り上げるための政策」として取り組んでいることだ。

人生100年=100歳。
おそらく、寿命という数字だけを見れば、100歳以上の人口が増加してくことは考えられる。長い人生をいかに豊かに、健康で過ごすのかが本当の課題でもある。

もし、健康であるために自分が取り組んだことで、ご褒美がもらえるなら・・・。誰もが積極的に取り組み、健康を維持していくことができるだろう。

こんなサービスを、富山県がアプリを使って実施している。県民の健康への意識を高めながら、地方創生として、できることはないだろうか。
今回は、この取り組みに迫ってみたい。

アプリ歩数計を利用してご褒美をもらう

出典:元気とやまかがやきウォーク(とやま健康ラボ)

富山県が行なっているのは、スマートフォン向けの歩数計アプリで、「元気とやまかがやきウォーク」という(Android版・iOS版あり)。

その内容を見てみると、北陸新幹線の駅「新高岡から東京までの往復を目指す」というもの。その他にもユニークなサービス機能がある。

  • 毎日の健康チェク(体重入力)
  • 健康クイズ
  • ミッションにチャレンジ

聞いているだけでも楽しくなってくるが、なんとこれを達成することでポイントが獲得できる。もちろん歩数に応じたポイントもある。

こうして貯められたポイントは、定期的に開催されるキャンペーンに応募することができるのだ。
次回キャンペーンは2019年5月1日開始だから、運動や食事制限など、なかなか続けられないという方には、こうした遊び心のあるアプリでチャレンジしてみてもよいのでは?

行政・協賛会社・アプリ利用者の全てにメリットがある

実は、このキャンペーンに応募ができるのは、富山県内に在住の方のみとなっている。アプリ自体は誰でも使用することができるが、元々の主旨としては「富山県民の運動習慣の定着を応援するもの」となっているからだ。

富山県が目指しているのは、「健康寿命日本一」である。健康寿命とは医療や介護に頼らず、自立した生活期間のことをいう。
健康的に暮らせるとなれば、良いイメージで富山県をアピールすることができる。

日本は、都心や大阪、名古屋などといった一部分に人口が集中しているため、地方では人口減少や高齢化が問題とされている。だからこそ、地方にも興味を持ってもらい、移住、観光、ビジネスの分野で発展させていきたいところだ。

さらに富山県は、県の魅力としてアプリ内で3つのことをアピールしている。

  • 住みやすさ(県民の健康を考え、取り組み実践)
  • 都心からのアクセスの良さ(北陸新幹線の利用)
  • 観光の楽しさ(県内各地の名所を紹介)

地方創生でも、ビジネスでも同じだが、まずは知ってもらうチャンスを作ることが必要だ。そこから「訪れたい」と思わせること、ここがポイントとなる。

海と山があり、観光名所も随所にある。地場産業も盛り上げていきたい。
リモートワークやふるさとの税など、地方への注目が高いこのタイミングも活かしたいところだ。

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