キャッシュレスという言葉にも慣れ、これまで小銭やカードで膨らんでいた財布を持ち歩く必要がなくなりつつある。
お金のやり取りは、買い物をすれば当たり前のことだが、意外とストレスを感じる場面でもある。
こうした時代の流れに乗って、新たにバリューカードのアプリサービスを開始する企業が増えた。
キャッシュレスが進むと、どんなことが考えられるのだろうか? また、これを受けて何かビジネスに繋げることができないか探ってみたい。
スマホで決済! ドトール バリューカード専用アプリ
出典:株式会社ドトールコーヒー
街中で手軽にコーヒーが飲めるドトールコーヒーでは、2019年4月22日よりスマートフォン専用アプリのサービスを開始する。
これにより、ドトールでの支払いにはスマホ決済が可能となる。簡単に支払いができるから、商品もスムーズに受け取ることができる。
基本的には、これまでの「バリューカード」と同様の特典が継続される。
- クレジットチャージができる(現金・アプリ内いずれも可能)
- ポイント付与あり(チャージ・購入いずれもあり)
その他にも、カードのデザインが選べたり、店舗検索、情報の配信が可能だ。
対応端末もAndroidでの先行ではなく、iPhone(iOS9.0以上)も同時にサービス開始となるから、これも嬉しい情報だ。
キャッシュレスで広がるビジネス
いま日本では、新札のデザインが発表され、選ばれた著名人たちにスポットが当たっている。
ゆかりの地や一族の人たちは、一躍「時の人」となっている。
しかし、その一方で「なんでいまごろ? 」という声も聞こえる。なぜなら、今回のアプリのように、世界的には「キャッシュレス」の時代へと向かっているからだ。キャッシュレスが進めば、お金を所持する必要はない。
このままアプリ決済が主流となれば、アプリ開発事業は、これまで以上に需要が増えるので、業績が伸びて行くだろう。
では、開発だけでなく、他の事業でもキャッシュレスを、効率よく利用することはできないだろうか?
例えば、講座など当日会場にて決済をする場合、主催者・参加者共に現金を用意しなくていけないが、アプリで簡単に決済ができれば、お待たせせず受付を終了させることができる。
財布を持たなくなるという点から考えれば、荷物が減る。意外と財布は重たい。持ち歩く物が一つ減るだけで、カバンの好みが変わってくることも考えられる。ファッション業界にも転機となりそうだ。
休日に、バイクや自転車を楽しむ人たちにも喜ばれるだろう。
ポイントカードに、クレジットカード機能がついた時には、「とても便利だな」と誰もが思った。これからはスマホ決済でさらに便利な世の中になる。
一点注意するとすれば、盗難・紛失にはご注意を!
これもビジネスになるかもしれない。