旅行や帰省、さらにはお宅への訪問などに欠かせないのが、お土産だ。
駅や観光地には必ず、名産やゆかりの人物などを取り入れたお土産が豊富にある。
やはり醍醐味は、「そこにしかない」という、土地のものを味わうということだ。
今回は、看板商品に人気のスイーツと融合した限定商品をご紹介したい。
お店の看板商品に手を加えるというのは、なかなか勇気がいることでもある。
スイーツの融合にみる、コラボについても考えてみたい。
バスクチーズケーキ × バームクーヘンの融合
出典:せんねんの木
手作りバームクーヘン専門店「せんねんの木」が期間限定で発売するのが、いま話題の「バスクチーズケーキ」とのハイブリットスイーツだ。
バスクチーズケーキとは、スペインのバスク地方を発祥とするチーズケーキだ。あえて時間をかけて焼き上げられ、チーズケーキの表面は黒く焦げているのが特徴だ。ほろ苦さと濃厚なチーズがよく合うと、人気を集めている。
今回、せんねんの木では、研究を重ねた結果、このバスクチーズケーキの中にバームクーヘンを入れるスイーツを完成させた。そして、チーズケーキとの相性がいい千葉県産のブルーベリーが入っているのも、嬉しい。
こちらの商品は、5月1日より限定メニューとして期間限定で販売される。
母の日のギフトとしても対応してくれるが、まずはGW中にお土産として話題を呼びそうだ。
オリジナル商品があるという強み
スイーツを製造、販売する店舗は無数にある。競合との差別化をするためにも、まず必要なのは「オリジナル商品」だ。ブレない、変わらない美味しさを武器にファンを増やしていきたい。
しかし、オリジナル商品だけでは、生き残って行けないのが現状でもある。そのため、オリジナル商品に手を加えてみたり、全く違う商品を考え販売するケースもある。オリジナル商品の価値を上げるのか? 下げてしまうのか? ここの境界が難しいところでもある。
今回の場合は、「バームクーヘンの新しい食べ方」を追求した先に生まれた商品だ。新しい販路開拓とともに、看板商品をもっと美味しく食べて欲しいという、作り手の心が伝わる。