クラウドファンディングって何だろう?ビジネスモデルを徹底解説!

新しくビジネスを始める場合、自分で資金を貯めたり、日本政策金融公庫から融資を受けたりするのが一般的な資金調達の方法だった。しかし、これらとは違う方法として注目されているのが、クラウドファンディングである。

クラウドファンディングとは何か、一体どんなビジネスモデルなのかを徹底解説しよう。

1.クラウドファンディングとはいったい何か

クラウドファンディングとは、特定のプロジェクトのための資金を、インターネットを通じて、不特定多数から集める仕組みを指している。英語のクラウド(群衆)とファンディング(資金調達)の合成語である。

クラファン

クラウドファンディングという言葉自体は、2000年代に入ってできたものだが、実は昔からあるビジネスモデルとも言える。アメリカ・ニューヨークにある自由の女神を知っている人は多いはずだろう。

この建築費の一部も、新聞社が旗振り役となって行ったキャンペーンを通じて集まった国民からの寄附で賄われた。「あるプロジェクトに共感した人に、少額ずつ資金を出してもらい、実現にこぎつける」という考え方は、現代のクラウドファンディングにも通じている。

なお、クラウドファンディングを行う場合は、これから触れるどのような形態であっても、専門のサービスを通して行うのが一般的である。サービスを通じてプロジェクトの募集を行い、集まった総支援額のうち、一定部分を運営手数料や決済手数料として、サービスの提供会社に支払うのが基本的な仕組みだ。

クラウドファンディングの仕組み

引用:https://readyfor.jp/crowdfunding/

2.クラウドファンディングのメリット

クラウドファンディングの仕組みを説明したところで、メリット・デメリットについても触れておこう。

まず、メリットとしては、
1)実現が難しいプロジェクトでも資金調達できる可能性がある
2)出資者はお礼をもらえる
の2つがあげられる。

資金調達のしやすさ

まず、1)について説明しよう。

クラウドファンディングのサービスを利用すると、多くの人にプロジェクトを知ってもらえるようになる。プロジェクトのビジョンに共鳴してくれる人とのマッチングの機会が増えるため、資金調達のチャンスも増えるのだ。

出資者のメリット

また、2)についても説明しよう。

クラウドファンディングの場合、
「プロジェクトで生産する商品がもらえる」
「出資金に金利がついて戻ってくる」
など、経済的なメリットがもたらされるのが一般的となっている。人に喜んでもらえて、さらにお礼までもらえるのは、クラウドファンディングならではのメリットと言えるだろう。

※実際のクラウドファンディングの支援の様子

クラウドファンディング

引用:https://camp-fire.jp/projects/view/112594

3.クラウドファンディングのデメリット

一方、デメリットもある。
1)必ず成功・成立するわけではない
2)悪意を持った利用者が紛れ込むこともある
の2つだ。

プロジェクトが頓挫してしまうリスク

1)については、出資したプロジェクトが無事にスタートしたとしても、最後までうまくいくとは限らない。開発がうまくいかなかったり、メンバーが離脱したりなどの理由で、頓挫することもあり得る。もちろん、頓挫したからといって、その非を追及できないし、資金を返してもらうこともできない。

調達した資金を持ち逃げしてしまうリスク

そして、2)についても説明する。簡単に言うと、クラウドファンディングを通じて資金調達をしたプロジェクトのメンバーが、その資金を持ち逃げしてしまう恐れもあるということだ。

集めた資金をどのような形で使っているかを報告するプロジェクトの方がずっと多いが、中には報告がおろそかなプロジェクトもまぎれている。外から見抜くのは難しいが、「こういうこともあり得る」と考えておくのが無難だろう。

逆に、これからクラウドファンディングを使って資金調達を考えているなら、プロジェクトのこまめな報告は欠かせない。幅広く出資を募れるからこそ、信頼を獲得できる心遣いが求められるのである。

4.クラウドファンディングのビジネスモデル1・購入型

一言でクラウドファンディングと言っても、ビジネスモデルでさらに細かく分類できる。購入型クラウドファンディングとは、「出資者に対して、モノ・サービスなど”お金以外”でお礼をするクラウドファンディング」のことである。

モノ・サービスなどを生み出すプロジェクトの資金を募るために使われることが多いビジネスモデルとなっている。また、出資額に対してお礼の価値が上がっていくのが、購入型クラウドファンディングの特徴として指摘できる。

例えば、アーティストのイベントを支援するクラウドファンディングを考えてみよう。

出資額が少ない場合は「パンフレットに名前が載る」などのささやかな特典のことが多い。しかし、出資額が大きい場合は「アーティストの楽屋を訪問できる」など、豪華な特典が設定されているのも珍しくない。

やり方によっては、豪華な特典を目当てに出資してもらうことを期待できるのも、購入型クラウドファンディングの大きな特徴だろう。

なお、購入型クラウドファンディングの場合、「目標額が集まらなかった場合でも、プロジェクトが実行されるかかどうか」によってもさらに細かく分けられる。「集まらない場合は実行しない」のが「All or Nothing方式」、「どんなに少額であっても実行する」のが「All in方式」と言われている。

ちなみに、購入型クラウドファンディングのサービスとして、「READYFOR?」「CAMPFIRE」「kibidango」などがある。

5.クラウドファンディングのビジネスモデル2・寄付型

寄付型クラウドファンディングとは、出資者への金銭的なお礼が基本的にないクラウドファンディングを指す。

金銭的なお礼は確かにないが、プロジェクトによる支援を受けた人からの手紙などが届くパターンもある。この性質上、災害支援・社会福祉・地方創生・国際交流など、公共性の高いプロジェクトへの出資を募る場合に多く使われるビジネスモデルだ。

認定NPO法人、地方自治体、学校の中にも、寄付型クラウドファンディングを使い、活動資金を集めている団体が存在する。なお、寄付型クラウドファンディングの場合、出資者が寄付金控除を受けることができるので、税金上有利になるのも大きなメリットである。

この寄付型クラウドファンディングのサービスとして、「JAPAN GIVING」「Readyfor Charity」「Good Morning by CAMPFIRE」などが存在する。

6.クラウドファンディングのビジネスモデル3・融資型

クラウドファンディングの中でも、お礼がモノ・サービスではなく「お金」になっているのが、融資型クラウドファンディングである。つまり、出資者から集めた資金を、企業・個人に貸し付け、その返済の際に支払われる金利を分配するビジネスモデルだ。

マンション、ホテルなどの大規模商業施設の建設など、多額の資金を一度に集める必要があるプロジェクトなどで、融資型クラウドファンディングは用いられている。金利はプロジェクトによって異なるが、出資額の1.5~5%程度が多くなっている。なお、資金の貸し借りが前提のため、サービスを提供する会社は、第二種金融商品取引業および貸金業の登録が義務付けられる。

この融資型クラウドファンディングのサービスとしては、「OwnersBook」「クラウドクレジット」などが存在している。

7.クラウドファンディングの成功事例

最後に、クラウドファンディングを活用し、大規模なプロジェクトの実現に成功した事例を紹介しよう。

寄付型クラウドファンディングの成功事例

まず、寄付型クラウドファンディングの成功事例を挙げる。

温泉地としても有名な大分県別府市が、「PR動画が100万回再生されたら、温泉の遊園地を作る」と公約を行った。この公約がもとで、PR動画は300万回以上再生され、運営資金を集めるためにクラウドファンディングがスタートし、結果として、2017年7月に温泉の遊園地である「湯~園地」の開催にこぎつけている。

購入型クラウドファンディングの成功事例

購入型クラウドファンディングの成功事例として、アニメ映画の「この世界の片隅に」が挙げられる。

この映画は、第二次世界大戦中の広島を舞台に、1人の女性を主人公にし、当時の暮らしを描いた作品である。かねてから映画化に向けて準備が進められてきたが、シナリオ・絵コンテが完成したところで、アニメ映画として公開するには更なる資金が必要と判明した。

そのため、不足分の資金をクラウドファンディングで補い、完成・公開にこぎつけたのである。なお、同作品は第13回文化庁メディア芸術祭で優秀賞を受賞するなど、高い評価を得た。

融資型クラウドファンディングの成功事例

融資型クラウドファンディングの成功事例としては、発展途上国の中小企業・消費者支援のためのローンを提供しているクラウドクレジット社の取り組みが挙げられる。

同社は、資金需要は大きいものの、銀行の貸出余力が少ない国への資金需要者に向け、日本の余剰資金をローン投資という形で融資するビジネスモデルを構築した。ファンドの中には、期待利回りが年率10%を超えるものもあり、投資と社会貢献を一度に行う手段として注目を集めている。

8.クラウドファンディングのビジネスモデルをうまく活用しよう!

クラウドファンディングは、「志を同じくする人たちから資金を調達できる」ビジネスモデルである。

クラウドファンディングで資金を調達するためには、「誰がどんな思いでやっているのか」を明確に示すのが必要だ。しかし、このステップをクリアできれば、強力な味方になるとも言える。

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