女性の購買意欲をそそる一つが「かわいい」だ。
見た目がかわいいものは、持ってることでテンションを上げてくれる。そして、周りの人からも「それ、かわいい!」と言われたら、さらにテンションが上がる。
女性にとって、周りから共感されたり、認められることは、この上ない幸せだ。
いま、女性の間で「ミニコスメ」が人気を集めている。ただ、かわいいだけでなく、深掘りしてみると、ビジネスチャンスがあることに気づかされた。
今回は、ミニコスメからみる、ビジネスチャンスのヒントについて迫りたい。
1.携帯に便利なミニコスメが人気沸騰
出典:em
ミニコスメとは、化粧品を通常のサイズより小さくしたものをいう。
どれくらい小さいのか? 例えば、口紅だ。「em」が発売する口紅は、社員証ケースに入り、忍ばせておけば、手軽に化粧直しができる。
さらに、小さくすることでのメリットは、荷物にならないこと、カバンやポーチに収まりがいいことだ。荷物が少なくなれば、カバンを小さくすることもできるので、ファッションのバリエーションを増やすこともできる。
キャッシュレスのシステムが導入され、お財布を持たない人も増えている。こうした時代の流れにも沿っていることが、さらに人気を加速させている。
2.日本人の得意分野! 小さくして勝算あり
もともと大きかったものを小さくする。実は、日本人の得意分野であることはご存知だろうか?
ソニーが開発したウォークマンは、ステレオやテープレコーダーといった大きな機器がないと聞けなかった音楽を、手のひらサイズの機器で外出中でも聞くことを可能にした。
さらに、ガラケーと呼ばれる携帯電話も、発売当初はショルダーバッグのように肩掛けタイプだった。こちらも今では手のひらサイズとなっている。
どちらも日本の技術が可能にしたものであり、「大きなものを小さくする」技術は、世界でも認められている。
生活や世界の常識を変えてしまうほどの開発は無理だとしても、ここにビジネスのチャンスはないだろうか?
例えば、足の不自由な方に欠かせない杖は、折りたたむことできるタイプもある。旅行で荷物がかさばる時は、圧縮袋に服を詰め込んで、キャーリーケースのスペースを作ったり。折りたたみ傘も筒状だけでなく、平らなデザインも存在する。
- 大きなものを小さくする
- 使わない時には小さくする
この二つ、アイディアとして留めてしまうのは、もったいない。ビジネスチャンスとして活かしたい。
「ものづくり日本」のDNAを受け継ぐ私たちなら、さらなる商品が生まれそうだ。