治療から予防へサプリにみる価値を買うということ

モノ消費から、コト消費へとユーザーの関心が変化している。
どちらも商品やサービスを購入することには違いないが、購入理由そのものが変化しているのだ。

新しくサプリのサブスクリプションを始めた「FUJIMI」も、こうしたコト消費として注目を集めている。
一体、サプリのなにがコト消費となり、ユーザーの関心を集めているのか?

今回は、サプリのサブスクリプションから、現代社会に生きる私たちの意識の変化、そしてビジネスチャンスのポイントについて探ってみよう。

自分だけのサプリという特別感

出典:FUJIMI

「FUJIMI」が始めたサプリには、特別感がある。
サイトにアクセスして、最初に肌診断を行う。20項目と数はそれほど多くはない。
そして、この結果からユーザーに必要な栄養素を含むサプリを5つカスタマイズしてくれる。
この5つのサプリを個包装して30日分を1セットで配送してくれるというサービスだ。購入は、単独購入・定期購入のどちらも可能だ。

用意されるサプリは同じでも、自分のためだけのサプリというのが、女心を刺激する。また、保存料なし・グルテンフリーと品質へのこだわりと、おしゃれな個包装がさらに、女性には嬉しいのだ。

サプリは続けることで期待する結果を得られるが、購入を忘れがちだ。だから、サブスクリプションを選択することで毎月、自宅に届けられるから安心して続けることができる。もちろん途中で、サプリの内容を変更することもできるから、手軽に美への追求もできるのだ。

関心は予防へと変化している

そもそもなぜ、サプリを必要とするのだろうか?
答えは簡単、「健康でいたいから」だ。
サプリは、肌だけでなく、内臓の働き、関節の痛み、ホルモン低下など、様々な部位に働きかける。

これらを飲み続けることで、病気にならないというわけではないが、少なからずとも現状を維持することへのアプローチはできる。

老いが怖いのは、病気になり寝たきりになる自分をイメージしてしまうからだ。病気になってからでは遅い。だから、「予防」という意識が非常に高まっている。
例えば、歯医者では、虫歯など治療以外にも、定期的に口腔内の検診・クリーニングに来院する患者が増えている。メンテナンスすることで、丈夫な歯を維持することができ、虫歯・歯周病予防となるのだ。

この予防こそが、老いても健康でいられる価値を生み出している。まさにサプリは、こうした価値が得られるコト消費なのだ。
サプリの他にも、運動器具、自宅で使える医療機器なども当てはまるだろう。

医療やITの分野では、すでに研究と開発が進んでいる。ここに新たなビジネスチャンスがありそうだ。
現在、ウェアラブル端末を利用した健康管理に注目が集まっている。これも予防の一つだろう。
酸素・水分・血流など予防に関しては、未知数だ。

病気は治療する時代から、予防の時代へと変化している。
現代人の意識を高めるところに、ビジネスチャンスがありそうだ。

  
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