気軽に講師として働けるサービスとして注目されている「ストアカ」。
ストアカが成功した秘訣はなんでしょうか。
また、ストアカでは具体的にどのようなサービスが展開されているのでしょうか。
この記事では、ストアカの特徴やサービス内容、利用者からの評判などを紹介します。
目次
1. ストアカとは?ビジネスモデルや特徴を紹介
1-1 どのようなビジネスモデル?
ストアカは個人でセミナーや講座などを開き、一般ユーザーがそれらに参加できるサービスです。
CtoCと呼ばれるビジネスモデルで、受講者数は12万人、講師数は1万人を超えるサービスとなっています。
講師の提案するセミナー・講座は170ジャンルを超え、受講者数は330万人を超えます。
1-2 ストアカの特徴
ストアカの特徴は、セミナー・講座を開設する費用の安さです。
本来、セミナーや講座を開く場合、宣伝や広告などにより受講者を集めなければなりません。
しかし、ストアカの場合は宣伝を行う必要がないため、講師側にかかるコストの負担が少なくなっています。そのため、受講者が支払う会費は抑えつつ、講師の利益も保たれる仕組みです。
また、ストアカの講師は受講者からの評価やレビューを受けることができます。
人気の高いセミナー・講座になれば、より多くの受講者を集めることが可能です。
講師のランキングも掲載されるので、セミナー・講座の質を高め、評判が良くなるほどに利益も上がっていきます。
他にも、講師としての登録料や講座の掲載費用なども0円です。
ただし、成功報酬として、得た利益の10~20%をストアカの運営会社に支払わなければなりません。
2. ストアカが成功した秘訣
2-1 講師の品質が高い
ストアカが成功した理由の1つは、登録している講師の質の高さです。
講師は登録する際、ストアカの設けた審査を通過しなければなりません。
一定のレベルで知識・スキルなどを持っていなければ、講師として登録できないようになっています。
さらに、各講師のセミナー・講座には受講者の口コミやレビューがつくので、常に評価されている状態です。
評価が下がってしまうと受講者は集まらないため、講師自身が知識・スキルをレベルアップさせたり、教え方の工夫などをする必要があります。
ストアカの運営チームでも講師の質を上げるためのサポートを行っているので、講師がレベルアップする環境が整っています。
受講者側としては、質の高い講師に教えてもらえるのは大きなメリットです。
また、もし講師がセミナー・講座をドタキャンした、急遽講師が不在になったなどの場合、受講者は支払った料金を全て返金してもらえます。
受講者が安心してセミナー・講座を受けられることと、講師の質を高められる仕組みを構築したことでストアカの会員数は増加しています。
2-2 開催されるセミナー・講座のジャンルが豊富
ヨガやフィットネス、ダンスなど趣味に関するジャンルのほかに、プログラミングやビジネス英語といった仕事に活かせるセミナー・講座なども開催されています。
中には、バック転の講座などマニアックなものもあるので、ストアカが取り扱っている講座・セミナーのジャンルは多岐にわたります。
ジャンルが多いことで、さまざま受講者のニーズに合わせられることが可能です。
さらに、少しでも多くの講師を獲得することに成功しています。
受講者と講師、それぞれの数が増えることによってストアカのCtoCビジネスは拡大します。
セミナー・講座のジャンルの豊富さはストアカにとっての強みです。
3. ストアカのサービス内容
セミナーや講座などを開設できるだけが、ストアカのサービスではありません。
さまざまサービスが用意されているので、その中身を見ていきましょう。
3-1 サポートが充実
初めてセミナー・講座を開設する場合でも安心して運営できるよう、ストアカにはサポート体制が整っています。
・ 講師同士の情報交換ができる
ストアカでは講師のみが参加できるイベントを開催しています。
イベントでは講師同士の交流会や講師向けのワークショップなどが開かれているので、情報交換の場として活用されることが多いです。
特に、初めてセミナー・講座を開く場合はワークショップに参加しましょう。講座で教える内容や、受講者の満足度を高めるためのポイントを教えてもらえます。
国内のさまざま地域で開催されているので、近いところで開催されていれば、積極的に足を運びましょう。
・アドバイスがもらえる
わからないことや不安なことがあっても、運営チームから直接アドバイスをもらうことができます。
受講者の集め方や講座の見せ方などを無料で教えてもらえます。
これはストアカの問い合わせフォームから利用可能です。
また、セミナー・講座を開くためのスペースも運営チームから紹介してもらうことができます。
講師として登録しても、場所がなければ受講者を集めることができません。
そのため、運営チームでは、セミナー・講座の内容に合うよう、いくつかのイベントスペースを紹介しています。
全国の地域ごとに紹介されているので、自宅から最も近い場所を選ぶこともできます。
4. ストアカを利用するメリット・デメリット
ストアカのビジネスモデルにはメリット・デメリットがそれぞれあります。
ここからは、具体的なメリットとデメリットを解説します。
4-1 講師としてのメリット
セミナー・講座を開くうえでのメリットは2つあります。
どちらもセミナー・講座の運営に関わるメリットです。
・金銭的なリスクがない
ストアカを利用するメリットは、セミナー・講座を開き、受講者を集めるためのコストがかからないことです。
講師として登録すると、誰でも無料でセミナー・講座を開くことができるので、金銭的なリスクを心配する必要がありません。
セミナー・講座を開く場合、集客のために広告を出したり、宣伝用のチラシを作ったりなどでコストが発生します。
しかし、ストアカであれば、無料で自分の講師ページを設けて受講者を集められます。
宣伝に関しても、SNSや自分のブログを使用できれば、コストなしで集客につなぐことも可能です。
4-2 簡単にセミナー・講座の案内が作成できる
自力でセミナー・講座を開く場合、集客用のホームページのほか、受講者用の申込ページなども作成しなければなりません。
しかし、ストアカでは、あらかじめ決められたフォーマットに受講内容やプロフィールなど必要な情報を入力するだけで完了します。
WEBページの作成をしたことがない人でも案内を作成できるのはメリットとなります。
4-3 講師としてのデメリット
ストアカのデメリットは、どのような内容のセミナー・講座でも開設できるわけではないことです。
具体的には、インターネットビジネスで稼ぐ・儲かるといったキーワードの入ったセミナー・講座は運営から削除されてしまいます。
ストアカの目的は、受講者にスキルや知識を身につけてもらうことです。
そのため、稼ぐ・儲かるなどは目的に反しているので登録できません。
ただし、ブログの運営方法や、収益化する方法などであれば登録できます。
5. ストアカの評判
ストアカを利用した講師の評判には、利用しやすいことや、人を集めやすいといった内容があります。ストアカでは、1回のみのセミナー・講座を開設することができます。
そのため、空いた時間を利用して気軽に講師として働けることが魅力となっているようです。
受講者も連続してセミナー・講座に参加する必要がありません。
受講へのハードルが低くなっていることは、人を集めやすいことにつながっています。
6. 受講者・講師どちら側にとっても安心できる環境を構築したことが成功のカギ
ストアカでは、セミナー・講座に参加する受講者はもちろん、講師側にも充分なサポート体制が整っています。
CtoCビジネスにおける成功事例として、運営体制やどのようなところを重視するのかなどは、経営者やこれから企業する人が参考にすべきポイントが多いでしょう。