マネタイズで失敗しない3つの戦略

皆さんは、「マネタイズ」という言葉をご存知でしょうか?
なんとなく聞いたことはある、でも「何?」と聞かれると困るという方もいらっしゃいますよね。

実は「マネタイズ」とは、無料で提供するサービスから収益を得ることを意味します。インターネットの普及により、ビジネスのあり方も変化してきました。まさにマネタイズもその一つと言えます。
豊かな発想によって生まれる収益の形に私たちも驚かされることがあります。

今回は、マネタイズの方法と失敗しない戦略をご紹介いたします。

1.マネタイズとは

マネタイズは、IT用語として主に「ネットの無料サービスから収益を上げる」という意味で使われます。また、使われ始めたのが2007年ごろと言われるので、馴染みがなくても不思議ではありません。

改めてネットでの無料サービスといわれてもピンとこないかもしれませんが、検索エンジンやニュース、メールサービスなど当たり前に使用しているものが該当します。

こうしたサービスは、無料だから雑で内容が薄いわけではなく、むしろ安心して利用ができるからこそ、マネタイズとなるポイントがあり収益化することができます。

2.どこでマネタイズできるのか

収益とは、サービスなど価値あるものを提供することで得るものです。
つまり、マネタイズを行うには、「収益になるポイント」を見極める必要があります。このポイントを間違えると、収益を上げることはできませんし、無料サービスに対する評価も下げてしまう可能性もあります。

見極め、失敗しないためには、2つのことを行う必要があります。

2-1.市場調査にてサービスを決める

現在のネットには無料サービスが数多く存在しています。同じようなサービスを始めたからマネタイズできるとは限りません。同様に、未開拓であるからマネタイズできるとも言えません。

まずは、世の中の動きなど徹底した市場調査を行います。

  • 求められているサービス
  • マネタイズできるポイント
  • 必要としている人

この3つに的を絞って市場調査を行いましょう。

2-2.ターゲットとなる人物を決める

無料サービスは、性別・年齢問わず利用されています。これは「ここまでになった」という結果でもあります。

最初に、「このサービスを一番必要としてくれるターゲット」を考える必要があります。SEO対策のような「20代女性未婚」というターゲットよりは、さらに具体的にターゲットを決める必要があります。曖昧なままでは、マネタイズとなるポイントもブレてしまいます。

ターゲットを細部まで決めることで、サービスの提供範囲が狭くなるのではと懸念されるかもしれません。でも、その心配は無用です。

市場調査にて必要とされていることは明確なので、「性別・年齢・居住地・結婚の有無・職業・生活パターン・性格」この程度の内容は、具体的に決めてください。

3.具体的な戦略について

マネタイズできるサービスなどが決まったら、マネタイズできるポイントの戦略を考えましょう。

マネタイズで必要なのは、「自然であること」です。ターゲットを始めとするユーザーの興味を持たせ、「気になる、必要だ」という流れを作ることです。

その仕組みを作るためには、以下のことを考えて戦略を立てます。

3-1.リサーチを兼ねたユーザーの確保

無料のサービスの質が高いのは、ユーザーを確保することが目的だからです。最初からマネタイズすることが見え見えな無料サービスでは、ユーザーは定着しません。

ユーザーに喜ばれるサービスとして、3つのことが挙げられます。

  • 便利なサービス
  • また利用したい・使いたいと思うサービス
  • お金がかからないサービス

同じサービスを無料と有料で提供した場合、ほとんどの人が無料を選択します。お金を払うサービスには少しの抵抗があり、人の行動心理としては当然のことです。
サービスの利用を繰り返すことで、ユーザー側も利用方法を理解してきます。そこで「ここであれができたらいいな」と思う部分が必ず生まれます。このポイントがマネタイズとなります。

こんな風に思ってもらうことでサービスは利用され、ユーザーを確保していきます。

無料サービスにてユーザーが確保できたら、予め決めたマネタイズについてリサーチします。
思うような収益を得られていない場合には、ポイントがズレていたり価格設定に問題があることが考えられます。さらには、新たなマネタイズできるポイントが見つかることもあります。
こうしたリサーチは繰り返し行うことで、無料サービスの質も上がるのでユーザー確保にも役立ちます。

3-2.無料と有料の差別化

マネタイズまで考えられている無料サービスは、無料のままでも十分に利用できるだけのクオリティがあります。

実際に、検索エンジンにお金をかける人はいませんし、記事が有料であれば読まない人もいます。決してこれは失敗ではなく、ここに無料と有料を差別化するポイントがあります。

有料となるサービズは、特別である必要はありません。むしろ「痒い所に手が届く」ような、「これができたらいいな」ぐらいであることで、自然な流れとなり受け入れやすくなります。

さらに可能な限り、有料サービスをリピートしてもらえるように、ユーザーに満足させることが必要です。

3-3.コンテンツの質は下げない

無料サービスを提供し続けることは、思うほど簡単ではありません。
できることなら早く、マネタイズさせて収益化したいはずです。

運営上苦しいことを理由にコンテンツの質を下げてしまうと、ユーザーはあっという間に離れてしまいますし、マネタイズするポイントに魅力がなくなります。

ユーザー確保は時間がかかりますが、少しでも早くマネタイズさせることも必要です。
無料サービスにおけるコンテンツの良さが、マネタイズを支えていると言っても過言ではありません。

4.マネタイズの4つの手法

マネタイズには4つの手法があります。
一つずつ聞いてみると、「おぉー」と納得できる手法ばかりです。
4つの手法についてご紹介します。

4-1.広告モデル

ネットサービスを利用する際、WEBサイトのサイドバーなどに広告が表示されていることがあります。
これは、広告主となるクライアントが依頼して出稿しているからです。広告と聞けばチラシや看板などをイメージしがちですが、アナログな手法よりユーザーが多いWEBサイトを狙って出稿する方が、成果に大きな違いが出ます。

広告のタイプとしては3つあります。

  • 検索連動型広告
  • クリック報酬型広告
  • 成果報酬型広告

検検索することで広告が表示される「検索連動型広告」、バナー広告に用いられる「クリック報酬型広告・成果報酬型広告」があります。

4-2.課金モデル

より質の高いサービスを求めたり、より便利になる機能を使用するために、一部有料サービスを提供することをいいます。

分かりやすい例としては、ゲームの課金システムです。
プレイできる回数が増やせたり、レアなアイテムを購入できたりと無料では不可能だったことが可能となり、よりゲームが楽しめるのでユーザーも満足します。

また、有料会員だけに提供できるサービスは、その限られた人にだけという優越感があります。音楽配信など、会員のランクによってダウンロード回数が無制限になるので、ユーザーは、その価値に対して対価を払うことになります。

4-3.ECモデル

ECサイトで、商品を提供して対価として収益を得ることをいいます。

さらには、楽天やAmazonなどの有名ECサイトに出店することで知名度も上がります。類似品が多い中で、クオリティが高いなど特化した商品が提供できたら、大きな収益にもなります。

4-4.仲介モデル

提供する商品、サービス、情報について買い手を見つけ、契約を成立させ収益を得ることをいいます。
必要となるのは、提供する「売り手」と探している「買い手」です。割合としては「売り手」を多くする必要があります。
マッチングプラットフォームとも呼ばれ「フリマアプリ」や「オークション」は仲介モデルに該当します。

5.想像がマネタイズになる

マネタイズで大切なのは「こんなサービスがあったらいいな」を実現させることです。

マネタイズの手法にもあるように、収益となるところは「あぁー、気づかなかった」と、口に出してしまうようなポイントでもあります。
実現不可能なようなことでも、クリエイターによって可能にできます。情報やアイデアを共有することで、マネタイズとさせることができます。

日常に当たり前のように存在することも、さらに良くなるように想像してみることもマネタイズへの近道です。

6.まとめ

マネタイズは、提供するサービスの中で得られる収益だと分かりました。

物を売る仕組みとは違い、ユーザーの満足度を維持しながら対価として得られる仕組みだともいえます。
日本においては、サービスを提供されてチップを支払うというシステムが、ほとんどありません。明確な金額が提示されない、得られた対価にお金を払うということは苦手かもしれません。

しかし、手法を知ると意外と身近にあり自然と利用していることにも気づけます。

この自然な流れにおけるマネタイズなら、日本人にも受け入れやすいので企業もマーケティングと同様に取り組めるのではないでしょうか。

想像豊かに一度チャレンジすることをおすすめします。

  
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