仮想通貨について知識を深めていくと、必ず「マイニング」という言葉をよく目にする。
つまり、仮想通貨で成功報酬を受け取るためには「マイニング」のやり方を熟知することは必要不可欠といっても過言ではないのだ。
そこで、仮想通貨で成功報酬を受け取るために知っておくと得する5つの知識を紹介する。
1.仮想通貨とビットコイン
2.マイニングの概要
3.マイニングの種類
4.マイニングの事例とやり方を紹介
5.マイニング成功の秘訣とは?
マイニングのやり方を説明するために、まずは仮想通貨について触れておこう。
1. 仮想通貨とビットコイン
ビットコインは仮想通貨の代表格とされているものである。
ここでは、仮想通貨やビットコインの詳しい概要と共に、PoWとPoSという仕組みについても解説する。
1-1. 仮想通貨とは
仮想通貨は、仮想資産とも呼ばれるもので実物ではなくデータとして存在していることに特徴がある。
仮想通貨をイメージしやすくいうと、鉄道などで使う電子マネーが挙げられるだろう。
ただ、仮想通貨は非中央集権型という独自の設計思想を持ち、通貨以外にも用途が存在することが電子マネーとの大きな違いだ。
また、仮想通貨の代表格はビットコインだが、それ以外にも多くの種類が存在する。
2017年には投資や投機の対象としても、これらの通貨は大きな盛り上がりを見せた。
1-2. ビットコインとは
ビットコインは、最も有名で歴史のある仮想通貨だ。
そのため、仮想通貨に興味のある多くの人がビットコインを何らかの形で利用している。
ビットコインの歴史は2008年にサトシナカモトという正体不明の人物が発表した論文が最初とされる。
初期のころは、ニッチな場所でのみ利用されていたが、価格が大きく上下するという特性が注目され、現在は投資や投機の対象にもされている。
また、従来の通貨のように政府などの中央集権者が存在しない「非中央集権型」という斬新な考え方もビットコインが最初につくったものである。
1-3. PoWとPoSの違いについて
ビットコインなどの仮想通貨は大きく分けると、PoWとPoSという2種類に分かれる。
これはかみ砕いていえば、同じ仮想通貨でも仕組みが違うといえるだろう。
具体的にPoWは、プルーフ・オブ・ワークと呼ばれ、マイニングという仕組みを取り入れている。
反対にPoSは、プルーフ・オブ・ステークと呼ばれるものでステーキングという仕組みを取り入れているのだ。
どちらにも一長一短があるが、ビットコインが取り入れているのはPoWのほうの仕組みである。
2. マイニングの概要
マイニングは、ビットコインが取り入れている仕組みであるPoWで欠かせない活動となっている。
具体的にどんなことが行われているのか、詳しく見ていこう。
2-1. マイニングとは
マイニングは、採掘を意味する言葉である。
その名の通り、マイニングに参加することでビットコインをもらうことができる。
しかし、ただでもらえるわけではなく、しっかりとビットコインの活動に貢献して初めてもらうことができるのだ。
具体的には、計算による承認作業を素早く行う必要がある。
承認作業とは、ビットコイン利用者の行動が正しいのかどうかを数学的に証明することだ。
ビットコインは、政府などの中央管理者がいないので、このような専門的な作業をみんなで行っていかなければいけないのである。
ただ、何も報酬がなければ行う人がいなくなってしまうので、優秀な承認作業を行った人にはビットコインが配られる。これがマイニングの仕組みだ。
2-2. マイニングが行われているその他の通貨
マイニングはPoWという仕組みを取り入れているすべての通貨で行われている。
一番有名なのはビットコインだが、他にどんな通貨があるのかも見てみよう。
2-3. ライトコイン
ビットコインは金に例えられることがあるが、そのときにライトコインは銀に例えられる。
その理由はビットコインと同じく、通貨の歴史が古いからである。
また、ライトコインもPoWの仕組みを取り入れた通貨として良く知られている。
2-4. イーサリアム
イーサリアムは、ロシア人のヴィタリック・ブテリンという人物が考案した通貨である。
ビットコインやライトコイン同様、PoWの仕組みを採用した代表的通貨として有名だ。
ただ、それ以外の部分ではビットコインと異なる設計もされている。
3. マイニングの種類
ビットコインのマイニングには、複数の種類が存在する。
代表的な種類をいくつか紹介しよう。
3-1. ソロマイニング
ソロマイニングとは、自分で機材などを用意して個人でマイニングを行う方法だ。
実行のためには、マイニングに対する理解、必要な機材に関する専門知識などが必須となっている。
3-2. プールマイニング
プールマイニングとは、チームを組んで協力しながらマイニングを行う方法である。
チームを組むので、個人で行うときよりもマイニングが成功しやすくなるのが特徴だ。
ただ、報酬はみんなで分け合うことと、管理者がいることには注意が必要といえる。
また、このようなサービスを行っているところはいくつもあるので、良いチームを選ぶことも重要だろう。
3-3. クラウドマイニング
クラウドマイニングは専門業者に依頼をして、自分の代わりにマイニングをしてもらう方法である。
自分で行わないので知識や機材は不要だが、ある程度の出資額が必要だ。
通常、出資額が大きければ大きいほど受け取れる利益も大きくなるが、中には信頼性に欠けるような業者も存在する。
そのため、行うときはしっかりとした専門業者を選択するようにしたい。
4. マイニングの事例とやり方を紹介
実際にマイニングはどのような手順で行われているのか、その事例とやり方を見てみよう。
4-1. 個人で行う事例とやり方
個人で行ったある事例では、ハイスペックパソコン2台をメインとして使用。
その他、グラフィックカードを合計4枚、プロセッサーとマザーボード、専用パーツなども購入した。
また、実際に参加するためには専用ソフトウェアのインストールが必要であり、その中から初心者向けのものを見つけて行う。
実際にやってみると、パソコンやパーツがすぐに熱で高温になるのが分かる。
そのため、冷却装置が欠かせない。
このときにマイニングできたのは、1日あたり約0.0015ビットコインであった。
4-2. 協力して行う事例とやり方
自分のハイスペックパソコンを提供して、プールマイニングに参加した。
また、実際にプールマイニングに参加するためには、マイナーゲートというところに登録して専用のソフトウェアをインストールする必要もあった。
ソロマイングに比べると、機材を提供すれば自動で行ってくれるので便利だが、報酬は分け合うためはるかに少ない。
さらに、マイナーゲートを利用する手数料も報酬から差し引かれた。
4-3. 専門業者に投資して行う事例とやり方
投資金額に応じていくつかのコースがあり、今回は一番金額が高いコースを選んだ。
業者はネット上で検索して、評判の良いところにした。
サイトから必要な情報を登録して、投資額はビットコイン払いである。
最初は報酬額も少なかったが、続けていくうちにその金額が伸びていった。
ただ、ビットコインは価格変動も激しいので、得た利益はすぐに現金化することが必要になるだろう。
5. マイニング成功の秘訣とは?
マイニングを成功させるためにはどのような方法が最適なのか、論点を整理しながら考えていくことにする。
5-1. クラウドマイニングに参加する
必要金額を投資して専門業者にマイニングを任せる以外の方法は、敷居が高すぎるのが現状である。
なぜなら、自分で専用の機材をそろえないといけないし、マイニングに関するさまざまな知識も求められるからだ。
また、それだけの苦労をしても得られる報酬というのは一般的に少ない。
会社を設立して組織として行うなら別だが、個人で利益を得ようと考えるならクラウドマイニングが一番可能性としてはあるだろう。
5-2. ビットコインの価格変動にも注意
ビットコインは、価格変動が激しい。
価格が上がっているときなら良いが、下がっているときだといくらマイニングをしても利益を出すのがむずかしい局面もある。
そのため、クラウドマイニングに参加するならなるべく価格上昇のトレンドのとき、また、現金化するときも価格が上がったときを狙うのが理想だろう。
6. マイニングのやり方を知れば成功報酬もUPする
仮想通貨で成功報酬を受け取るために知っておくと得する5つの知識を紹介した。
1.仮想通貨とビットコイン
2.マイニングの概要
3.マイニングの種類
4.マイニングの事例とやり方を紹介
5.マイニング成功の秘訣とは?
マイニングを個人でするのは、とても難しい。
だからこそ、マイニングのやり方を熟知してうえで、クラウドマイニングに参加しながら、仮想通貨の価格変動を常にチェックするなどの施策が重要となる。