グアム政府観光局(GVB)は、子連れ海外旅行デビューを検討しているファミリーに「グアムの魅力をより多くの人に知ってもらって、ぜひ旅行先に選んで欲しい」という想いから、SNSを利用したあるキャンペーンを打ち出した。
観光業界において、SNSを活用したキャンペーンがどのような効果を生み出すのか。
マネタイズの視点から考える。
目次
1. SNSでのみ集客を成功させた事例
日本から約3時間半で渡航できるこの南国は、時差もわずか1時間なので、時差ボケの心配も不要である。
また、日本語も通じやすいので、滞在中も気軽に過ごせて、小さな子供がいる家族でも負担が少なく安心して過ごすことができる。
「グアムファミリーキャンペーン」を通して、子供連れの初海外旅行を予定している方にぜひグアムの魅力を知って、旅先に選んで欲しいというのが、グアム政府観光局(GVB)の狙いである。
1-1. 第1弾「Instagramキャンペーン」2019年2月1日~2019年9月30日
第1弾として、Instagramキャンペーン「JCBギフトカード5万円プレゼント」を実施している。
期間中にグアムへ行って、現地で撮影した写真に「#instaguam_family」のハッシュタグをつけ、コメント欄に写真のタイトルを明記し、GVBの公式アカウントをフォローの上、投稿すると応募完了となる。
投稿者の中から抽選で合計10名に、JCBギフトカード5万円分をプレゼントされるようだ。
1-2. 第2弾「Twitterキャンペーン」2019年3月1日~2019年7月31日
第2弾は、Twitterキャンペーン「得得クーポンプレゼント」。
GVBの公式Twitterをフォローし、GVBアカウントが投稿する本キャンペーンのツイートをリツイートした方の中から抽選で300名以上の方に、グアム現地で使用できるギフトクーポンが当たるようになっている。
・豪華ホテルでのランチやディナー招待券
・オプショナルツアーのお子様招待券
etc
1-3. 第3弾 Twitterフォロー&リツイート「JALオリジナル キッズショルダーバッグプレゼント」
2019年4月1日から商品が無くなり次第終了。
2歳~12歳(小学6年生まで)のお子様ご同行で、グアム旅行を予定されている方、先着1,000名様にプレゼントされるキャンペーンとなっている。
グアム政府観光局(GVB)が打ち出したキャンペーンの狙いには、「海外旅行に興味がある子どもがいる家庭」の認知度向上を目的として、SNSを活用した集客を目指した。
近年、SNSの利用者は、20代~40代を中心に幅広い年齢層になりつつある。
まさにグアム政府観光局(GVB)のターゲット層とSNS利用者層が被っているのだ。
テレビなどの媒体に頼らず、SNSに専念してキャンペーンを打ち出しても、十分に認知されることが予測されるため、集客にも効果が表れるのではないだろうか。
キャンペーンが始まって、まだ間もないため、今後のキャンペーン効果についても、調査する価値があるだろう。
グアム政府観光局 : https://www.visitguam.jp/
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