近年ソーシャルメディアの普及によって、たったひとつのつぶやきが世間を賑やかすことがある。
大分トリニータと浅田飴による、異例のコラボがその例だ。
きっかけは、試合中、声が枯れながらも指導する片野坂知宏監督の身を案じた、サポーターのたったひとつのつぶやき。
「監督の喉を守ってあげて……」
このつぶやきが、株式会社浅田飴の目に留まり、コラボ商品が生まれたのである。
1. コラボ商品「戦うのどに浅田飴」
浅田飴といえば、「せき・こえ・のどに浅田飴」のキャッチコピーで人気の老舗のど飴だが、このツイートをきっかけに、「戦うのどに浅田飴」とあらたなコンセプトで、新ラインナップが誕生した。
商品パッケージには、大分トリニータのマスコットが描かれ、なんともファン心をくすぐる。
1-1. コラボ商品が生まれたのは、声援を送るサポーターのあるつぶやきから
その後、浅田飴は製品を大分トリニータに提供し、翌月に正式にスポンサー契約を締結。
結果、サポーターからの声援を受けた影響か、大分トリニータはJ1昇格を果たしたのである。
このニュースは各種メディアでも話題となり、スタジアムでは「戦うのどに浅田飴」といった横断幕がかかげられ、応援アイテムとして広く認知されることとなった。
そしてサポーターからの熱い要望を受けて、2019年3月2日(土)ホーム開幕戦に合わせてコラボ商品「戦うのどに浅田飴」を販売開始した。
ソーシャルメディアには、「即効性のある拡散力」がある。
「ひとつの何気ないつぶやきが世間で大きな話題を呼ぶ」
今回の浅田飴の例も、きっかけからコラボ商品開発に至るまでは、わずか半年ほどの期間で起きた現象である。
ソーシャルメディアを生かしたマネタイズ効果が、いかに影響力が大きいか証明している事例と言えるだろう。
■会社概要
株式会社浅田飴
所在地:東京都千代田区鍛冶町2-6-1
代表者:代表取締役社長 堀内邦彦
設立 :1947年(昭和22年)
※創業:1887年(明治20年)
浅田飴コーポレートサイト: https://www.asadaame.co.jp/
「医薬品の、浅田飴」ブランドサイト: https://www.asadaame.co.jp/medicine/