3・29ブレグジット。なぜイギリス経済には影響が起きないのか?

まもなく、ブレグジット(離脱)を迎えるイギリス。
予定されている日は、3月29日だがイギリス政府の動きが見られない。

日々のニュースでも国内の不安定な状況や、失業を懸念する国民の様子が伝えられる。

しかし実際のところ、経済はヨーロッパのどの国より好調だとも言われ、また、ブレグジットをチャンスと捉える見方もある。

今回は、イギリスの現状と、事業を拡大している事例から海外起業のチャンスを探ってみる。

1. 経済は好調! イギリスの現状を知る

イギリスがEUからの離脱を決めたのは、2016年6月の国民投票によるものだ。
それ以後、イギリス政府は何もしていないとも言われ、現在まで離脱後のこと、EUとの自由貿易協定など具体的な話は聞こえてこない。

そんな状況の中、EU離脱反対の運動や生活に不安を感じている国民の声が、メディアを通じて伝えられ、私たちも今後の動きが気になるところだ。
さらに、EU離脱後のイギリスに不安を感じているのは国民だけでなく、日本企業も同じだ。ホンダの工場撤退、パナソニックやソニーの欧州本社の移転が発表されている。

これほどの不安材料が揃うイギリスなのに、経済は好調で失業率も決して高くないという。イギリスより、EUに加盟する国々の方が状況は悪いというのだ。
経済の成長率を比較してみると、イギリスは年率1.3%、ユーロ圏全体は1.1%とある。現時点で経済大国といわれるイタリア・ドイツなどを上回る結果である。

2. ブレグジットをチャンスとする事業もある

経済が好調だといわれるが、やはりイギリス国内はブレグジットを不安視する方が目立つようだ。例えば、ロンドン市内では店を閉める傾向があり、空き店舗が増えているという。

しかし、こうした状況をチャンスだとして事業を拡大する経営者もいる。例えば日本食をサービスする事業だ。ブレグジットを前に、借り手の見つからない店舗の賃料交渉がしやすくなったという。日本人が提供する日本食は、やはり美味しい。仕事に不安があっても、人気は不動だ。事業拡大にも勝算があるのだろう。

海外起業のためには、現地調査が必要だが、メデイアを通じて知るイギリスと、現場で知るイギリスの状況は大きく違う。可能であれば、現地で情報を収集したい。また、国の今後を左右するような状況下であっても、チャンスがあることを見逃さないことだ。

今後、イギリス政府がどのような動きをみせるのか? そして、好調だといわれる経済を維持できるのか? 海外起業を目指す日本人も注目したいところだ。

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